冬になると目に付くようになるもののひとつに落花生がありますよね。
一般的には「ピーナッツ」と呼ばれる落花生は、南アメリカを原産地としているマメ科の植物ですが、年配の方などは「南京豆」と呼ぶ場合もあります。
落花生は冬になると出回り始めるイメージがあるので、旬は冬なのかと思っていたのですが、最盛期は10~11月ごろなんだそうです。
まあ、秋に収穫されて、乾燥させた後、私たちの手元に届くわけですから、冬に出回るのもうなずけます。
実は筆者は無類の落花生好きで、毎年、落花生が出回り始める初冬から春先まで、毎日のように食べているのですが、食べている期間は便通が良くなることを身を持って実感しています。
そこで、気になったのが、落花生の栄養なんですが、今回は、落花生にはどんな栄養が含まれていて、どんな作用があるのかを調べてみました。
落花生は栄養の宝庫
落花生には、ビタミンE、ビタミンB1、B2、ナイアシン、リノール酸、オレイン酸という栄養素が含まれています。
それらの栄養素のおかげで強力な抗酸化作用があることもわかっています。
主に落花生を食べる事で得られる効果としては、老化防止、コレステロール抑制、生活習慣病予防などがあります。
筆者が実感している整腸作用のある食物繊維もたくさん含まれている事から、便秘で悩んでいる方や胃腸の調子が悪い状態が続いている方には、特に積極的に摂ってほしい食材ですね。
また、落花生は女性にとって嬉しい効果が他にもたくさんあります。
まず、美肌効果とアンチエイジングです。
ビタミンEやアミノ酸にはアルギニンが豊富に含まれている為、お肌に良い効果をもたらしてくれます。
やはり女性なら、いつまでも美しい肌を保ちたいものですよね。
そして、妊娠中の女性、または妊娠を望む女性なら、より積極的に摂取してほしい栄養素「葉酸」が落花生には含まれています。
葉酸は、なかなか食材から摂取するのも難しいと言われていますが、落花生なら貧血予防にも効果があるので、妊娠中の女性は足りない栄養素を補える貴重な食材のひとつと言えるでしょう。
落花生の食べ過ぎは禁物
こんなに栄養豊富な落花生ですから、体に良いだろうとたくさん食べたくなってしまいますが、食べ過ぎは禁物です。
落花生は100グラムで585キロカロリーとかなりの高カロリーです。
このカロリーは、お茶碗3杯分のカロリーと等しいので、食べ過ぎれば、確実に体重が増加してしまう原因になります。
では、1日に何粒くらいまでなら、食べても良いのか?計算してみました。
落花生の重さですが、1個1.8グラム程度になります。
落花生1個には、2つのピーナッツが入っていますので、殻0.6グラム、ピーナッツ1個0.6グラム×2=1.2グラムとなります。
つまりピーナッツ20粒で12グラムですから、おおよそ60キロカロリーくらいになると思います。
太らない程度に落花生を食べるなら1日10~20粒以内くらいが限度ではないでしょうか。
落花生は栄養価が高く、腹持ちもよいことから、1食をピーナッツだけにする置き換えダイエットにもなると言われていますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ただ困るのは、落花生は“とても美味しい”ということかも知れません。
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