子供の頃、節分の夜は毎年、家の中で豆まきをしました。
「鬼は~外!福は~内!」と大声で叫びながら、各部屋を回っていくのはとても楽しかった思い出があります。
その後、撒いた豆を拾って食べるのですが、年の数+1個しか食べられないという理由で、同居していたおばあちゃんは70個も食べられるのに、子供の筆者は5~6個しか食べられないというのが、残念で仕方ありませんでした(笑)
子供がいるご家庭ではこんな感じで節分の思い出が作られるものだと思いますが、なんで豆まきをするの?などと子供に聞かれたら、困ってしまうなんてこともあるかと思います。
そこで今回は、なぜ、節分に豆まきをするのか?という理由と共に子供に教える時のポイントを考えてみました。
節分とは?
そもそも節分というのは何かをご存知でしょうか?
節分とは、季節の分かれ目を指していて、立春、立夏、立秋、立冬の前日を節分と言います。
本来であれば、一年の内に4回の節分があるわけです。
しかし現在では、2月の節分だけがフォーカスされていますが、その理由は、立春というのは旧暦における元日に当たることから、1年の始まりという意味ということで、大切な日と捉えられているからです。
2月の節分は現在の暦で言えば、大晦日に当たることから、来る新年をより良くするためにいろいろな行事を行うわけです。
豆まきの由来
節分の代表的な行事と言えば、豆まきです。
節分になると、各地で豆まきイベントを行ったり、幼稚園や保育園などでも豆まきを行いますよね。
なぜ、節分に豆まきをするのか?その由来を調べました。
その昔、京都にある鞍馬山に住む鬼が都を荒らすことから、炒った大豆を鬼の目にぶつけて、災難を逃れたことが始まりと言われています。
豆を使う理由は、豆=魔目=魔滅という語呂合わせから、魔=鬼を滅亡させるという意味合いがあります。
炒った大豆を使うのにも理由があり、鬼を炒る=射るという意味があります。
つまり、大晦日に当たる節分に豆を投げつけて、邪気を払い、1年の無病息災を願うという意味があります。
子供に説明する時のポイント
これらを踏まえた上で、子供に豆まきの理由を聞かれた時のポイントを会話調でまとめました。
子供「節分って何?」
親「節分というのは、昔のカレンダーでは、大晦日なんだよ。だから明日はお正月と同じだね。」
子供「なんで豆まきをするの?」
親「新しい年になる前に家の中にいる悪い鬼たちに、鬼が大嫌いな豆をぶつけて追い出すんだよ。鬼がいなくなれば、安心して暮らせるでしょ?」
こんな感じで説明してあげるとわかりやすいのではないでしょうか。
最近では、節分と言うと恵方巻きを食べる日というイメージが強くなっていますが、やはり古くから続いている伝統でもある豆まきなどは、後世に伝えていきたいものですよね。
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