お正月飾りはいつまでに飾れば良いのか?をこの記事でご紹介しましたが、元旦から3日までの正月三が日が過ぎると、世間も徐々に騒がしくなり、お正月気分が抜け始めてきますので、今度は年末に飾ったお正月飾りはいつまで飾っておくのか?ということが気になりますよね。
お正月飾りというのは、家にお迎えした年神様への配慮、お供えとして飾るものですから、飾っておく時期や処分の方法なども決まっています。
そこで今回はお正月飾りはいつまで飾っておくのかということから、処分の仕方などについて調べてみました。
お正月飾りはいつまで飾るの?
神様をお迎えするためのお飾り、門松やしめ飾りなどのお正月飾りをいつまで飾っておくのかは、地域によって変わってきます。
関東では、松の内が明ける1月7日というのが一般的で、6日の夕方から7日の朝に片付けることが多いようです。
関西では、小正月の1月15日まで飾っておくことが多く、14日の夕方から15日の朝に片付けることが多いようです。
神様へのお供え、鏡餅を下げる鏡開きは一般的には1月11日が多いようですが、関西地方においては小正月まで飾っておく場合もあるようです。
お正月飾りは処分の仕方は?
お正月飾りの処分の仕方には「神社に持っていく」「地域で行うどんと焼きに持っていく」「ゴミとして出す」の三通りあります。
神様と関連するものなので、基本的には神社で燃やしてもらうか、地域で行うどんと焼きで燃やしてもらうのが正解です。
参考:どんと焼きの動画
基本的にはどの神社でも、受け入れてくれますし、受け入れ後は清めてからお焚き上げをしてくれるようです。
ただし、どうしても神社に持って行けない場合や地域でどんと焼きを行っていない場合などは、燃えるゴミとして処分しても問題はありません。
その場合、普通のゴミと同じように粗末に扱うことは避けて、塩や清酒で清めてから紙などに包んで処分しましょう。
大きい門松などは、細かく分解できれば燃えるゴミとして出せますが、それができない場合は大型のゴミとして扱われる場合がありますので、自治体に確認した方が良いでしょう。
松の内とは?
お正月飾りの処分の基本は「松の内」が明けるまでというのが基本になりますので、この松の内について考えてみましょう。
松の内というのは、神様への目印とされている松飾りの門松やしめ飾りを飾っておく期間を指します。
つまり関東では1月7日、関西では1月15日までが松の内ということになります。
基本的な考え方としては、松の内までがお正月気分でいられる期間となるわけですから、年賀状も松の内を過ぎたら、寒中見舞いに変わります。
現代では、意味まで考えてお正月飾りを飾っていることは少ないと思いますし、それ自体は時間の流れと共に薄れていくのは仕方ないことだと思います。
しかし、古人がやってきたことに思いを馳せて、それ理解し、知識として持っていても損はないと思います。
知識はいつか必ず役に立つ時が来るものです。
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