11月になると毎年話題になるのがインフルエンザの予防接種です。
特に小さいお子さんやご年配のご家族がいらっしゃる方にとっては、恒例行事となっているかもしれませんね。
しかし、予防接種をしたからといって、インフルエンザにかからないわけではないということは、みなさんご存知だと思います。
予防接種をしておけば、たとえインフルエンザにかかっても、症状が軽く済むということですね。
言ってみれば「インフルエンザにかかった時の保険」みたいなニュアンスで捉えておいた方が良いのかもしれません。
インフルエンザの予防接種をするのは、おおいに結構だとは思いますが、そもそもインフルエンザにかかりにくい体作りを普段からしておくことの方が大切なのではないでしょうか。
インフルエンザにかかりにくい体とは?
まず、インフルエンザにかかりにくい体とは、どういったことなのかを確認しておきましょう。
インフルエンザに限らず、風邪を引きやすい人というのは、基本的に免疫力が弱いと言われています。
免疫力というのは、体内に侵入してくるウイルスや病原菌などを退治してくれる力のことです。
体内にウイルスや病原菌などの異物を発見すると、白血球やリンパ球などのさまざまな免疫細胞が異物を除去してくれるのです。
つまり、インフルエンザにかかりにくい体を作るということは、免疫力を高めるということになるのです。
免疫力を高めるには、免疫力を高める作用のある栄養素を普段の食事で、コツコツ摂取することが大切なのです。
そこで、免疫力を高める作用がある食べ物で、毎日、無理をせず食べられる食材を5つご紹介します。
ヨーグルト
近年、インフルエンザ予防に効果的という実験結果が発表されたことから、非常に人気があります。
ヨーグルトがインフルエンザ予防に作用する理由は、ヨーグルトに含まれる乳酸菌が、腸内環境を整えることで、免疫力がアップするからだと言われています。
特に効果的なのは「R-1乳酸菌」で日本各地で保育園、小中学校で毎日、食べてさせていた結果、インフルエンザにかかる子供が激減したという報告があります。
バナナ
免疫力を高める作用があるのに、意外と知られていないのがバナナです。
バナナには、ビタミン類や食物繊維が豊富なだけでなく、免疫力アップ作用はフルーツの中でもトップクラスと言われています。
若いバナナよりも、完熟したバナナの方が免疫力アップ作用は高くなります。
納豆
朝飯のおかずの定番、納豆は栄養素の宝庫として知れていますが、特にサポニンには、免疫細胞を活性化させる作用があります。
また納豆菌は、人体に有害な菌だけを殺菌してくれるという不思議な力があります。
大根
大根には、ビタミン類や食物繊維が豊富なことは有名ですが、辛味成分のジアスターゼという酵素が消化を助けてくれます。
消化を助けるということは、腸内環境を整えることに繋がりますので、結果的に免疫力が高まるわけです。
ただし、熱に弱いので、大根おろしがおすすめです。
にんにく
スタミナをつける食べ物の代表、にんにくも免疫力を高める作用がありますが、その力は数ある食材の中でもトップクラスです。
にんにく特有のニオイ成分のアリシンにはとても強力な抗酸化作用があるだけでなく、ビタミンB1の吸収力が良くなることで、スタミナがつきます。
他にも免疫力を高める食材はいろいろありますが、ここではスーパーに行けば確実に入手できる食材をご紹介しました。
なぜなら、どんなに免疫力がアップする食べ物でも、1回や2回食べたくらいでは、それほどの効果は期待できません。
普段の食事で継続して摂り続けることで、免疫力が高まるので、少しずつでも良いので「毎日食べる」ことが大切なのです。
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