座敷に座って過ごす習慣がある日本の冬に欠かせない暖房器具が「こたつ」ですよね。
こたつにあたりながら、みかんを食べるという光景は日本の冬の風物詩と言っても良いと思います。
我が家でも、毎年11月初旬には、こたつを出すのですが、こたつを見るだけで、なんとなく心までもが暖まってくるような感じがします。
でも、こたつって11月から4月頃までの半年間くらいは使うことになるので、電気料金が一ヶ月でいくらくらいになるのか?気になりますよね。
そこで、こたつの一ヶ月の電気料金はいくらくらいかかるのかを調べてみました。
こたつの消費電力と節電機能
こたつの電気料金を計算するには、まず消費電力がどれくらいなのか知る必要があります。
通常のこたつですと、500~600W程度のものが主流ですが、500~600Wを使うのは、スイッチを入れてからしばらくの間だけで、こたつ内部が一定温度に達した場合、サーモスタット機能という節電機能の働きによって、電力消費を抑える状態になります。
それを踏まえますと1時間あたりの消費電力は強運転で約200W程度、弱運転で80W程度と言われています。
こたつの一ヶ月の電気料金
1時間あたりの消費電力が強運転で200W(0.2kWh)、弱運転で80W(0.08kWh)として、こたつの一ヶ月の電気料金の目安を計算してみました。
1kWhあたりの電気料金を約26円として考えると、1時間あたりの電気料金は強運転で約5円、弱運転で約2円という計算になります。
こたつを点けている時間は各家庭によって、まちまちだと思いますので、1日あたりの運転平均時間を出すのは難しいのですが、目安として6時間を平均とした場合で考えてみましょう。
強運転の場合
1時間5円×6時間=30円
30円×30日=900円
弱運転2円×6時間=12円
12円×30日=360円
特に寒い日や使用時間が長くなる時などは、当然、消費電力は大きくなりますが、それでもこの電気料金はかなり安いと言えるのではないでしょうか。
また、こたつ布団を大判で厚手のものにして、スキマを無くすことで、さらに節電効果があることが実証されています。
こたつの欠点を補う方法
暖房器具の中でも、電気料金だけ見れば、トップクラスの安さを誇るこたつですが、欠点があります。
それは、こたつに入っている部分だけしか暖まれないということです。
部屋の空気が冷え切っている時などは、いくた厚着をしても、こたつだけではどうにもなりません。
そこで、エアコンやファンヒーターなどを併用するのが一般的だと思いますが、おすすめなのはファンヒーターを併用する方法です。
ファンヒーターの温風吹き出し口近くに送風パイプを置き、こたつの中に入れるという方法で、数年前から流行しはじめましたが、実際にやってみると部屋も暖まる上にこたつ内部も想像以上に暖まります。
ちなみにファンヒーターは灯油を燃やして暖めるので、暖房に電気代自体はかかっていませんが、灯油代がかかります。
こたつを出すと部屋が狭く感じることもあり、それを嫌う方もいますが、考え方を変えれば、寒い時期には狭い方がより暖かい感じがするものですし、なにより電気料金が安いのはありがたいものです。
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