みなさんはマヨネーズに対してどの様なイメージをお持ちでしょうか?
一般的なイメージとしては、油が多く含まれていて、カロリーも高いので「太る」や「体に悪い」などの固定観念を持っている場合が多いと思います。
実は筆者も今日までは「マヨネーズは太る」と思っていました。
マヨネーズには、特有のおいしさがあるので、さすがにマヨラーとまではいきませんが、筆者もサラダはもちろん、から揚げ、イカ、お好み焼き、たこ焼き、冷やし中華、やきそば、トースト、サンドイッチなどには、必ずと言っていいほど、マヨネーズを使っていました。
でも、心の中では、太るのが心配で「ちょっと付けるだけだから」と自分に言い訳しながら、食べていたのも事実です。
しかし「マヨネーズでは太らない」という驚きの情報を耳にしたので、半信半疑ながら調べてみたところ、マヨネーズで太るというのは、完全に誤解だったことがわかりました。
その理由を簡単にまとめましたので、マヨラーを始め、マヨネーズ好きな方は見ておいて損は無いと思いますよ。
マヨネーズの誤解
マヨネーズというのは、油を多く使っていますし、カロリーが高いのも事実です。
しかし、油を食べたとしても、それがそのまま体内の脂肪になることは無いことがわかっていますし、カロリーが高くても必ず太るとは限らないということもわかっています。
そもそも「太る」というのは、カロリーの過剰摂取が原因と言われていましたが、最近の研究では、太る最大の原因はカロリーの数値ではなく、糖質の取り過ぎが原因ということがわかっています。
つまり、糖質を摂り過ぎれば太りますし、糖質を制限すれば太らないどころか、痩せる可能性もあるようです。
マヨネーズでは太らないワケ
マヨネーズは、カロリーは高いですが、その反面、低GI値の食材、いわゆる「低GI食品」の調味料だったということがわかりました。
GI値というのは、グリセリックインデックス値の略語で、食品に含まれる糖質の吸収度合いを表すものです。
GI値が低ければ、食後の血糖値の上昇が緩やかで、糖質の吸収も穏やかなので、太りにくいと言われていています。
逆にGI値が高いと、食後の血糖値が急上昇し、糖質の吸収が早くなるので、太りやすいという事になるのです。
つまり低GI食品ばかりを摂取していれば、糖質の吸収が減るので、どんなに食べても太らないんです。
これは、糖尿病など糖質を制限しないといけない場合にも最適な調味料と言われていて、積極的に食べるように薦める医者もいるそうです。
これを裏付ける物として皆さんも良くご存知の「キューピーマヨネーズ」はなんと砂糖はゼロで、糖質も100グラム中0.7グラム程度しか入っていないので、低糖質でもあるのです。
それなら、カロリーハーフなどカロリーを抑えた商品の方が良いのでは?という感じもしますが、意外なことにカロリーを抑えた分、味の調整で砂糖が増えている場合があるので、糖質を余計に摂ることになり逆に太りやすくなる可能性があると言われています。
GI値の基準
太る原因はGI値に高低によることがわかりましたが、GI値の基準がわからなければ、それが高いのか低いのかがわかりません。
ここではGI値の基準を簡単にまとめおきます。
高GI:70以上
中GI:56~69
低GI:55以下
これを踏まえた上でマヨネーズのGI値を見ると15しかありません。
また、マヨネーズと同じく太ると思われがちなバターやマーガリンの油脂食品でも、GI値は30位しかありません。
逆にお米やうどんなどは、GI値が80以上と高GI食品ですので、もしマヨネーズを食べたから太ったと思っている場合は、実は太る要素がマヨネーズ以外にあったと考えた方が良いのかもしれません。
筆者にように、冷やし中華ややきそば、パン類などの炭水化物にマヨネーズをかけて食べている場合、マヨネーズで太るのではなく、炭水化物で太るんですね。
つまり、マヨネーズ自体では太りませんが、何を組み合わせるかによっては太りやすくも
なりますので、もう一度食生活を見直してみることが、大切なのかもしれませんね。
マヨネーズも油脂食品ですので、太りやすいと思いがちですが、実は「低GI&低糖質の糖質制限優良食品」という、まさにコペルニクス的展開ではなかったでしょうか。
と言っても、食べ過ぎたり、組み合わせ次第では、体に悪影響を及ぼす可能性は否定できませんので、ほどほどにということをお忘れなく。
もっともそれはマヨネーズに限ったことではありませんが。
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