中学生のいるご家庭では、夏休みも毎日、部活があるという場合も多いと思います。
特に運動部に所属している場合に心配なのが熱中症ですよね。
熱中症対策の基本は「水分補給」というのは常識になっています。
しかし、いくら熱中症予防だからと言って、水だけをがぶ飲みしていると水中毒になり、熱けいれんを起こしてしまうことがあります。
熱けいれんは水分だけを補給して、塩分を補給していない時に起こると言われています。
やはり汗で体内から放出されてしまったミネラルや糖質の補給できる飲料、スポーツドリンクや経口補水液を飲むことが大切です。
また、熱中症対策のひとつとして、最近、注目されているのが牛乳で、運動後に牛乳を飲むことが熱中症予防に効果があると言われています。
運動後にタンパク質の多い牛乳を飲むことで、体内の血流量が増え、熱中症のリスクを下げるという結果が出ています。
ややきつめの運動+運動直後の牛乳を飲むことで、暑さに負けない身体を作っておくことが大切です。
また、運動直後に牛乳で割ったプロテインを飲むとさらに効果が高まります。
プロテインは日本名にするとタンパク質です。
運動直後にタンパク質を補給することで筋肉の修復も図り、血流量を増やし熱中症に強い身体を造ることが出来るので、プロテインの摂取は栄養補給という意味でも熱中症予防という意味でも効果があります。
当然、運動をしている時には多くの汗をかきますので、糖質やミネラルを含むスポーツドリンクを摂取して、脱水を起こさないようにする事と共にウエアも出来るだけ通気性が良く、速乾性のあるもの着用することが体内に熱をこもらせない秘訣になります。
また、外にいるときはアスファルトなどから照り返してくる輻射熱に注意をしなればいけません。
特に学校の部活動中に屋外スポーツで熱中症になるケースも少なくありません。
輻射熱を防ぐために、運動前に校庭に水をまくだけでも温度が低下して、熱中症の予防に繋がります。
また、万が一熱中症と思われる症状が出た場合には、大動脈がある首やわきの下、鼠蹊部(太ももの付け根)などを氷や冷たいタオルなどで冷やすようにして、涼しいところで休むようによく言い聞かせておきましょう。
少しでも異変を感じたら早急に対応することで、重度の熱射病を防ぐことが出来ます。
これからの時期の注意点としては、熱中症予防に運動+牛乳で熱中症に負けないカラダ作り、こまめなミネラルを含む水分の補給、初期症状を感じたら早めに冷却処置を行う等の対策をしましょう。
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