「こたつにみかん」という光景は、日本の冬の風物詩とも言える光景ですよね。
暖かい部屋で、こたつに当たりながらみかんを食べるだけで、なんとなくプチ幸せを感じてしまうものです。
さらにみかんは、フルーツの中でもビタミンCが豊富に含まれていますので、美味しく栄養補給をするのに最適なフルーツなんですね。
しかし、稀にすっぱいみかんに当たってしまうことがあります。
筆者は、甘いものは大好きですが、その反動か、すっぱいものが苦手なので、甘いみかんを食べると幸せですが、すっぱいみかんを食べると一気にテンションが下がってしまいます。
みかんは1袋や1箱で買う場合が多いですが、ひとつすっぱいみかんがあると、他にもある場合が多いものです。
そこで、今回はプチ幸せを壊さないようにするために、すっぱいみかんを甘くする方法を調べてみました。
みかんがすっぱい原因
みかんがすっぱくなる原因は、柑橘類の酸味の成分でもある「クエン酸」の働きによるものです。
クエン酸自体は、悪いものではなく、体にも良い影響を与えてくれる成分ですが、クエン酸が多すぎるとすっぱさも多くなります。
つまり、クエン酸を減らすことが、すっぱいみかんを甘くする方法となるわけですが、その方法は以外と簡単でした。
よく揉む
固いみかんなどは、皮がむきにくかったりするので、自然と揉んでしまいますが、実はこの「揉む」という行為は、甘くするためにも必要な行為なんです。
みかんを揉むと果実内のクエン酸が消費されますので、甘く感じるようになります。
少々、荒療治ですが、みかんでキャッチボールをするのも、みかんの皮が傷つくことで、クエン酸が皮に移動するため、甘く感じるようになります。
ただし、揉んだ後、すぐに食べるのではなく、しばらく時間を置いた方が良いようです。
冷蔵庫に入れて冷やしておくと甘さが引き立つと言われています。
温める
みかんを40℃くらいのお湯に10分ほど浸けておくとすっぱさが減ります。
みかんを温めるとアコニターゼという酵素が働き出すのですが、このアコニターゼがクエン酸を分解してくれます。
40℃というと、ちょっと温めのお風呂の温度ですから、お風呂を沸かしたら、まずみかんを温めてから人が入るのと良いかもしれませんね。
また、電子レンジで温めるという方法もあるようですが、注意しないとみかんが破裂する恐れもありますから、その場合は皮に切れ目を入れておきましょう。
こちらもやはり、冷蔵庫に入れて冷やしておくと甘さが引き立つと言われています。
日光浴
みかんをビニール袋に入れて、しっかり口を閉じてから2~3日、日光浴をさせると甘くなります。
一見、温めるのと同じ感じがしますが、日光浴のポイントは「ビニール袋」に入れるということなんです。
みかんというのは、呼吸をしているのですが、ビニール袋に入れることで、温度が上がり、みかんの呼吸が激しくなります。
呼吸が激しくなるとクエン酸が減るので、甘く感じるというわけです。
こちらもやはり、すぐに食べるのではなく、冷蔵庫に入れて冷やしておくと甘さが引き立つと言われています。
現在では、すっぱいみかんというのは、ほとんど出回らない感じではありますが、いざ、すっぱいみかんに当たってしまった時には、どの方法もちょっと手間がかかるだけで、簡単にできる方法ですから、覚えておくと良い裏ワザと言えるのではないでしょうか。
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