3月というのは卒業シーズンですが、それと同時に受験の高校や大学の合格発表の時期でもあります。
子供が高校や大学に無事合格していれば、親としてはほっと一安心です。
一方で子供の入学式に参列すべきかどうかを悩む親も結構いらっしゃるようです。
小学校、中学校、高校とそれぞれの入学式に参加した人からすれば大学も行きたいと思うのは人情でしょう。
しかし大学ともなると大人としても見られますから、中には子供に対して過保護に接しているように思われるのではないかと感じる人も結構います。
ここで大事なことは世間がどうかというよりも、自分自身の立場になって考えることです。
そうすることで納得の行く形で結論が出せる他にも、今までなぜ入学式に参加してきたのかを振り返ることができて、決断がしやすくなります。
多くの親が高校までの入学式に参加してきた理由は子供の成長を目にするためです。
入学式や卒業式に参加する子供を見て、ここまで無事成長してくれたかというのを思い出しながらこれまでの人生を振り返ります。
そのため大学であっても同じ理由で参加することは何も問題ではありません。
こうした入学式は大学で最後であり、その次は会社の入社式です。
近年は入社式にすら親が参列するケースがあり、そちらの方が過保護ではないかと思われがちです。
そうしたことを考えれば大学の入学式に参列したからといって過保護には思われず、むしろ積極的な出席が求められます。
また多くの親が子供の大学の費用を出している事情もあります。
自分たちが出している以上、子供がどうなっているのかを見たいと考えるのは当然のことでしょう。
また子供が大学入学をきっかけに上京した場合には、一人暮らしをしている部屋に押しかけてどうなっているかをチェックするのも親の務めです。
その延長線上に入学式があると思えば、出席することに対して二の足を踏むようなことは何もありません。
また子供自身が親が参列することを恥ずかしく感じているからやめるという人もいますが、大きな会場で参列してたとしてもどこにいるかはわからないものです。
男子なら初めてのスーツ姿、女子なら袴などを着て参加するケースもありますから、いわば晴れの場でもあるわけです。
それと同時に人生の大切な節目でもありますから、その様子を記録しておくことは、親にとってはもちろん、子供にとっても将来的に貴重な財産となるので、出席するかどうするか迷っているなら、ぜひとも出席することをおすすめします。
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