初夏から初秋にかけて活発になるのは、人間だけではありません。
寒い間は見かけない虫も初夏のころから出始めて、秋の声を聞くまでは活発に活動しています。
虫が出て困るのは、刺したり、咬んだりされることですが、中でも毒を持つ害虫に遭遇してしまうと怖いですよね。
害虫の中でも特に怖いのはムカデです。
ムカデは山林に近い場所によく出ますが、ちょっとした草むらがあるだけでも生息しています。
あのたくさんの足を見ただけでも気持ち悪いのに咬まれると非常に痛いですし、咬まれた時の毒により、まれにですがアナフィラキシーショックが起こる場合もあるという、私たちにとってはどんでもない害虫なのです。
ちなみにムカデは“刺す”のではなく“咬む”ですので“咬まれた”という表現になります。
実は筆者も自宅でムカデに咬まれたことがあります。
あれは忘れもしないGWの夜、風呂からあがってパジャマ代わりのスウェットを履いて座ったら、太もものあたりがなんかムズムズしたので、スウェットの上から手でこすったら、ズキーンとものすごい激痛が走りました。
なんだなんだ?!と慌ててスウェットを脱いだら、体長5cmほどのムカデが動いているんです(汗)
その場にあった物を手当たりしだいに持ち、どうにかムカデを押し潰したんですが、太ももが痛いこと痛いこと。
咬まれたところに小さな点のようなキズがあり、血が滲んでいましたが、点のようなキズにもかかわらず、そのキズの周りが半径5cmくらいはしびれているような感じでした。
それは皮膚の表面に塗布した毒のせいだということが後でわかりましたが、それからしばらくは痛みが少し残っていました。
なぜスウェットにムカデがいたのかを考えてみたのですが、恐らく洗濯して干してある時に入り込んだか、衣装ケースに入れずに置いておいた時に入り込んだかのどちらかでしょう。
それからは暖かくなってきたら、洗濯物をたたむ時と着る時には一度、裏表をひっくり返して思い切り振るようにしています。
ムカデに咬まれた時に慌てて対処法を調べたのですが、その時の応急処置、対処法をご紹介しておきます。
ムカデに咬まれた時の対処法
- 42℃以上のお湯(シャワー)で患部をしっかり温める
- 石鹸やシャンプーなどで咬まれた周辺の皮膚を洗い流す
ムカデの毒は42℃以上になると弱まるのでとにかく温めることが大切です。
タオルを水で濡らし、レンジで温めた蒸しタオルで温めるのでもOKです。
※やってはいけないことは「患部を冷やす」ことです。
冷やすと毒が活性化してさらに痛みが増すこともあるようです。
ほとんどの場合、この応急処置で痛みや腫れは軽減するようですが、痛みや腫れが引かない時は迷わず病院に行ってください。
また小さな子供の場合も応急処置をしたら、すぐに病院で診てもらった方が安心です。
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