毎年、この時期になるとお歳暮選びで、頭がいっぱいという方も多いと思います。
本来、お歳暮というのは、その年にお世話になった方へ感謝の気持ちを表す贈り物ですから、基本的にはどんな物でも良いと思うのですが、どうせ贈るなら先様に喜んでもらえるような物が良いですよね。
お歳暮を贈るお相手のことをよく知っている場合は、お相手の好み合わせた品物を贈れば良いのですが、特に困るのが年配の方で、その方の好みを知らない場合です。
筆者も毎年、仕事の関係でご年配の方とお知り合いになることがあるのですが、ご年配の方に贈るお歳暮に迷った場合、コレを贈れば間違いなしというものがあります。
それは「半生うどん」です。
高齢者向けのお歳暮として、何度か半生うどんを贈ったことがありますが、他のものを贈るよりも、明らかに評判が良かったのが、この半生うどんでした。
そこで今回はなぜ、半生うどんは高齢者向けのお歳暮として良いのかを筆者の考えを元にご説明したいと思います。
ご年配の方にはうどんが最適なワケ
お歳暮に限らず、ご年配の方に贈る場合のギフト選びの基本は「食べ物」で「量より質」が最適だと思います。
人は歳を取ると物欲など無くなりますが、食欲だけは無くなることはありませんから「食べ物」です。
とはいえ、歳を取れば若い人と違い、多くの量を食べることができなくなりますので、美味しいものを少しずつということで「量より質」です。
お歳暮に贈る食べ物で人気なのは、牛肉、カニ、鮭、フルーツ、スイーツ、ハムなどがあります。
しかし、高齢の方には向かない場合もあります。
例えば、高齢の方の場合、歯が弱かったりすると肉を噛み切れない場合もありますし、魚は骨が喉に刺さったりする場合もあります。
フルーツなどは良いのですが、大きさや量によっては、食べきれなくて、腐らせてしまうなど余計な手間を掛けさせてしまうこともあります。
しかし、うどんは嫌いという年配の方は少ないですし、自分の好みでコシを残したり、柔らかくしたり、自由に茹でられますし、温かい汁でも冷たい汁でも、また鍋焼きうどんと調理にもバリエーションがあるという利点があります。
生麺や乾麺ではなく半生うどんが良いワケ
贈答用のうどんにも、生麺、半生麺、乾麺の三種類がありますが、半生麺が一番良いと思っています。
生麺というのは、打ったうどんを切ったものなので、水分が多く美味しいですが、日持ちがしません。
一方、乾麺というのは、うどんを乾燥させて水分を抜いた状態なので、1~2年と長期間の日持ちはしますが、味は落ちます。
これに対し、半生麺というのは、ある程度、水分を残してあるので、うどん特有のツルツル感が味わえると共に約1~2ヶ月と日持ちもします。
つまり、生麺と乾麺の良いところを持ち合わせているのが、半生麺になるわけです。
日本三大うどんから選べば間違いなし!
以前と比べると、半生麺のうどんもいろいろな種類が豊富にあります。
これらを全て味見してみるのは、現実的に不可能ですから、どこのうどんが良いのかわからなかったら、日本三大うどんから選べば間違いないと思います。
日本三大うどんというのは、香川県の讃岐うどん、秋田県の稲庭うどん、群馬県の水沢うどん(もしくは長崎県の五島うどん)です。
※日本三大うどんには諸説あり、群馬県の水沢うどんか長崎県の五島うどんかは定かではありません。
どこのうどんもそれぞれ美味しいですし、お歳暮用の半生麺が発売されています。
半生うどんなら価格的にもお手頃なので、ご年配の方だけでなく、好みのわからない相手に贈る時にも良いと思いますよ。
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