温暖化現象のひとつなのか?住宅環境のせいなのか?はわかりませんが、最近の日本の夏の暑さは異常とも言えますよね。
そんな日本の夏になくてはならないものが「エアコン」です。
エアコンがあることで、かげろうが出るような暑さでも、不快指数100%のような湿気状態でも、寝苦しい熱帯夜でも、熱中症にならずにいられたりと快適な生活をサポートしてくれているわけです。
しかし、エアコンも機械ですので、経年と共に性能が落ちてくることもありますし、場合によっては壊れてしまうこともあります。
実際の話ですが、昨年、我が家のエアコンが突然、壊れてしまいました。
それまでは普通に使えていたのですが、ある日、スイッチを入れてしばらく経っても、湿気を帯びた暑い空気が軽くならないんです。
あれ?涼しくなってない…温度設定が高くなっているのかな?と思って、リモコンで温度を下げたんですが、吹き出し口からは生暖かい空気が出ているだけという状態。
そこでようやく、あ~とうとうエアコンが壊れたんだ…とわかったんです。
そのエアコンは20年以上も使い続けているシロモノなので、壊れても仕方ない状態だったんですが、夏真っ盛りの昼夜問わず暑い時期にエアコンが無いなんて自殺行為に近いですよね。
エアコンを買おうにも、その時期というのはエアコン工事もめちゃくちゃ忙しい時期なので、申し込みをしてから工事までに2週間や3週間は待たなくてはいけないという危機的状況なわけです。
とりあえずの応急措置として、扇風機を使っていたのですが、扇風機はその場の暑い空気を動かして風を送っているだけですから、不快と感じる原因と言われている湿度を除くことができないわけです。
そこで、思いついたのが冷たい風が出てくる「冷風扇」とか「冷風機」なんですが、この2つの何が違って、どちらを選べば良いのか?わからなかったので、ちょっと調べてみたことをまとめてみました。
冷風扇
冷風扇というのは、一言で言うと「扇風機の前に置いた水で冷やした空気を送る」ということなんです。
こうすれば確かにただの扇風機の風よりも、体感的には風は冷たくなりますよね。
しかし、水を蒸発させているわけですから、不快を感じる最大の原因の湿気をさらに増やすことになるんです。
締め切った部屋で使用すると、部屋の温度は下がるどころか逆に上がることもあるそうです。
電気代は扇風機と同じくらいです。
冷風機
冷風機というのは、一言で言いますと「手軽に移動ができるエアコン」ということなんです。
機能的には冷房と除湿があり、普通のエアコンとほぼ同じなんですが、室外機と室内機で分かれていずに一体になっているものです。
しかし、エアコンは部屋全体の温度や湿度を下げてくれますが、冷風機は吹き出し口の正面の温度や湿度を下げることしかできません。
だから「スポットクーラー」とか「スポットエアコン」と呼ばれているんですね。
電気代はエアコンよりも多少低くなる程度のようです。
どちらがエアコン代わりになるか?と言えば「冷風機」ですが、室外機一体型のエアコンなので、前面からは冷たい空気、背面からは暖かい空気がでるため、締め切った室内で使用するとかえって部屋が暑くなるという…
暖かい空気を室外に排出するため、窓に取り付けるタイプの窓用エアコンものもありますが、窓を完全に閉めることができなくなるというデメリットがあります。
総合的に考えると、無理して冷風扇や冷風機を入手するよりも、エアコンの工事ができるようになるまでは、扇風機と100均で売っているネッククーラーなどの熱中症対策グッズでがんばった方が良いのかもしれません。
コメント