よく「夏は短い」と言いますが、確かに夏らしい天気の日を考えるととても短く感じます。
梅雨が明けるのが7月20日前後で8月15日前後のお盆を過ぎると雨が多くなったりしますし、8月後半から9月にかけては台風が近づいてきますから、本当に夏らしい夏というのは1ヶ月も無いのかもしれませんね。
特に2016年の夏はとても短く感じましたが、困るのは雨が多いということです。
筆者は低気圧や台風が近づいてくると軽い頭痛がしたり、体がだるかったりとなんとなく体調不良になってしまうんです。
低気圧や台風が近づいてくると体調不良になってしまうという人は意外に多いようで「気象病」と呼ばれています。
そこで今回は気象病についてのあれこれを簡単にまとめてみました。
気象病の原因
気象病というのは、低気圧と深い関係があります。
低気圧という言葉は、天気予報で毎日のように使われますので、知っていると思いますが、どういったのものかと言いますと文字通り『気圧が低くなる』ということです。
私たちの体は常に大気の圧力いわゆる気圧がかかっているのですが、気圧が低くなりますと普段かかっている圧力も当然、低くなりますよね。
体にかかる圧力が低くなると、自律神経が乱れたり、血管が拡張したりと身体に影響を及ぼすことで、体調不良になってしまうという仕組みです。
低気圧の接近によって起こる頭痛のことを『低気圧頭痛』と呼ぶこともあります。
気象病の症状
気象病の症状には…
頭痛、肩こり、首こり、腰痛、関節痛、神経痛、めまい、吐き気、リウマチ、じんましん、眠気、だるさ、不眠、精神不安、うつ病
などがありますが、これらの感じ方の度合いは人によって違ってきますので、なんとなく体調が優れないと感じる人もいれば、布団から出られないほどひどい場合もあります。
この中でよく耳にするのは、頭痛、肩こり、関節痛などで、これらの症状が出るのは男性よりも女性の方が多いようです。
気象病の対処法
気象病の対処法と言っても、実はこれといった対処法はありません。
よく言われるのが、自律神経を乱さないために規則正しい生活、適度な運動、バランスの良い食生活などです。
確かに体調不良を解消するには、基本となる身体を鍛えて、体質改善することが最良ではありますが、現実問題としては、現時点での不快な症状を抑えるのが先決ですよね。
そうなると薬に頼るのが最も適切な対処法と言えるのではないでしょうか。
気象病の症状緩和にいい薬とは?
気象病の症状でも多くの人が経験している頭痛や関節痛など痛みを緩和する薬として思いつくのが「鎮痛剤」だと思います。
しかし、気象病が原因となって出ている症状に関して言うと鎮痛剤ではなく、抗ヒスタミン剤が含まれる酔い止め薬が良いとされています。
その理由は、乗り物酔いになってしまう仕組みと気象病になってしまう仕組みが非常に似ているので、鎮痛剤ではなく、酔い止め薬になるわけです。
まとめ
気象病についてのあれこれをまとめてみましたが、残念ながら完全に気象病を防ぐ方法は無いようです。
しかし、低気圧がいつ近づいてくるかを知るだけでも、ある程度の心の準備ができますから、対策が早めに取れることでストレスを減らすことができます。
そのためには、低気圧や台風が近づくのをお知らせしてくれるアプリなどを活用するのも、ひとつの方法と言えるのではないでしょうか。
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