新年明けて初めて見る夢を初夢と言いますが、どうせ見るなら目覚めた時、気分が良い方がいいですよね。
気分が良くなる夢は人それぞれ違うと思いますが、昔から初夢に見ると縁起が良いと言われているものがあります。
それが「一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなずび)」ですね。
一富士二鷹三茄子が縁起が良いとされる理由としては、江戸幕府の初代将軍として有名な徳川家康が、富士山、鷹狩り、茄子を好んだことからという理由の他、一富士は、富士山は日本一の山だからという意味の他、ふじ(冨士)⇒ ぶじ(無事)、二鷹は、強くて頭の良い鳥で空高く飛ぶということから、高い(たかい)、三茄子は、事を成す(なす)など掛け言葉としての意味があると言われています。
筆者は子供の頃におばあちゃんと初夢の話をした時に初めてこの「一富士二鷹三茄子」という言葉を聞いたのですが、それからは初夢には是非ともこの夢を見たいと思っていましたが、未だに見れたことがありません。
そして最近知ったのですが、実はこれには続きがあったんです。
一富士二鷹三茄子の続き
一富士二鷹三茄子の次は「四扇(しおうぎ)」「五煙草(ごたばこ)」「六座頭(ろくざとう)」と続きます。
四扇(しおうぎ):扇は末広がりで、子孫繁栄や商売繁盛などの意味があります。
五煙草(ごたばこ):煙草は煙が出るものですが、その煙が上へ上へと昇ることから、運気上昇の意味があります。
六座頭(ろくざとう):座頭というは盲人の階級を指す言葉で、髪の毛を剃っていたことから、毛が無い⇒怪我無いにかかっています。
いつ見るのが初夢?
あと筆者が昔から疑問に思っていたことに「いつ見るのが初夢か?」ということなんです。
これは子供の頃、おばあちゃんに聞いたことがあるのですが、その時「1月2日の夜から3日にかけて見る夢だよ」というのを聞いて、なんで?と思った記憶があります。
なぜなら、初めて見る夢なんだから1月1日の夜に見れば、それが初夢なんじゃないかと思っていました。
ところが…
- 大晦日から元日にかけて見る夢
- 元日から2日にかけて見る夢
- 2日から3日にかけて見る夢
の3つの説があるようですが、江戸時代中期ごろから、落ち着いて寝ることができることから「2日から3日にかけて見る夢」というのが一般的になったようです。
つまりおばあちゃんの言っていたことは、正解だったということですね。
ちなみに初夢に悪い夢を見てしまった場合は、他人に話してしまうと良いとおばあちゃんが言っていましたが、これも正解なのかもしれませんね。
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