お中元といえば、お歳暮と並んで贈り物の一大イベントですが、誰に何をあげようかと毎年頭を悩ませる人も多いのではないでしょうか。
お中元は「日頃お世話になっている方への感謝の表し」になります。
お中元を贈る相手としては、組織や地方によって多少の違いはあるようですが、会社の上司や恩師、仲人さんといった目上の方へ贈ることが一般的です。
しかし、お世話になった方ならば目上の方とも限らないようです。
そこで人気のお中元と選ぶコツを考えて見ましょう。
基本的には、先方の好きなものや趣旨に見合ったものを贈ります。
百貨店や大手スーパーの催事場、近年ではインターネットでも特集が組まれていますので、足を運んでいろいろ見てみるとヒントになります。
圧倒的な人気を集めるものとしては、ビールやコーヒー、清涼菓子の詰め合わせや水ようかんなどが挙げられます。
これらは好きな方も多く、お中元の為にパッケージ限定品なども発売されているので贈り易いのが特徴です。
また、常温で保存が効くというのも、お中元ならではのメリットと言えるでしょう。
夏場だからこそというものでは、そうめんやアイスクリーム、フルーツや野菜の詰め合わせなどがあります。
フルーツや野菜などの農産物はその土地の産直品なので、なかなか食べれないものなどは喜ばれます。
このような生鮮食品で重要になるのが鮮度ですが、ショップによっては一番、おいしい時に合わせて出荷してくれるところもあります。
ここで注意しなければならないのは、鮮度の良さが失われないよう配送時に先方が長期で不在にならないか、ということと梱包や保存状態などです。
これが保たれていないとせっかくの美味しい産直品が傷んでしまいます。
人気があるものとしては、じゃがいも、とうもろこし、トマト、メロン、スイカなど夏らしいものが旬ということもあり、人気があります。
先方にお茶を飲む習慣があれば、香りの良い新茶も季節感がありますし、緑茶に含まれる栄養成分が体に良いということが再注目されていますので、健康面を考えても喜ばれるのではないでしょうか。
近年では、手軽さと好きなものが選べるという理由で、カタログギフトや商品券も人気があります。
この場合は金額が明確に伝わってしまうので、安すぎないことが重視されますが、高すぎて相手にかえって気を遣わせてしまう事がないようにするのも、注意しなければなりません。
ある程度気心の知れた理解のある関係向けという感じになりそうです。
また食品全般で気をつけたいのは先方に持病がある場合、食事制限がある場合です。
それを事前に知っている場合は、支障のない贈り物をするように心がけておきましょう。
この記事のように、お中元を贈るのが惰性になってしまったり、損をしたと感じるようであれば、それは「悪しき習慣」になってしまっていると言えますが、本当にお世話になっている方へのお中元はお互いが気分が良いものです。
お中元を通して、ますます人間関係がスムーズになるようにしたいものですね。
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