秋は暑からず寒からずの陽気で何をするにも最適なことから、スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋など、さまざまな秋がありますよね。
中でも簡単に始められないのが「芸術の秋」だと思います。
芸術と聞くと、絵を描いたり、オブジェなどの作品を作ったりするものだという固定概念がありますから、素人にはちょっと難しいと思いがちです。
しかし、素人でも簡単に始められる芸術があります。
それが「絵手紙」なんです。
絵手紙とは
絵手紙というのは、はがきに絵と文字を書いた手紙のことを言います。
絵手紙をもらった方はパッと見ただけで、何が書いてあるのかがわかりますし、書くほうも簡単な絵と短い文章だけで良いので、季節の挨拶の手紙として人気があります。
基本的には、親しい人に送る手紙ですから、絵が上手いとか下手だとかは関係ありませんし、何を書くとかも決まっていません。
つまり、型の無い自由な手紙なので、双方が楽しめれば良いのです。
絵手紙の道具
本来の意味で言えば、絵手紙を書くために必要な道具は、はがきとペンなどの筆記用具がひとつあればいいんです。
しかし、多少の色合いや味わいを出すためには、多少の道具は必要かと思いますので、これさえあれば、綺麗な絵手紙が書けるという最小限の道具をご紹介します。
- 水彩画用の筆(太・細2本ほど)
- 水彩絵の具(赤・青・黄・緑・黒があればOK)
- パレット
- 墨汁
初心者が絵手紙を始めるには、これくらいあれば十分だと思います。
また、これらの道具はすべて100均で入手できますから、500円あれば揃えられるのもうれしいですよね。
絵手紙の書き方
絵手紙は自由なものですから、基本的には書き方というものもありません。
しかし、上手に見えるコツというのはあります。
まず、はがきに大きく絵を描きます。
空いたスペースに言葉を書きます。
後は感性のおもむくままに色づけをしていけば完成です。
大切なのは上手く書こうということではなく、気持ちを込めてダイナミックに書くことです。
ちなみに絵手紙の書き方を解説している動画がありますので、ご紹介しておきます。
簡単な絵手紙のサンプル
絵手紙の絵と言葉は、じっくり見ていると心がほっこりしてくるから不思議なんです。
人それぞれの絵のタッチがありますから、ひとつひとつにオンリーワンの味わいを感じられます。
個人的にはこれこそが真の芸術なのではないかと思っています。
秋の夜長に絵手紙をしたためるというのも、なかなかオツだとは思いませんか?!
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