平年通りの梅雨明けは7月20日前後ですので、あと10日あまりなんですが、ここ数日は梅雨の中休みで非常に暑い日が続いていて体感的には夏本番といった感じです。
夏にはいろいろなイベントが目白押しですが、夏祭りは各地域で盛んに開催されるようになります。
筆者が生まれ育った群馬県内でも各地で夏祭りが行われますが、子供の頃から親しみがある夏祭りが渋川市で行われる渋川山車祭りなんです。
渋川山車祭りというのは、19台もの豪華絢爛な山車が町中を曳き歩くのが有名です。
山車の先頭には2本の綱が繋がれていて、各町内の人達が綱を持ち、町中を曳き歩くのですが、その途中途中で若連が綱を道路一杯に広げて、一斉にぶつかり合う「揉み」も見どころで「北関東一のあばれ山車」と称されるほどです。
その歴史は非常に古く江戸時代の安永(あんえい)年間に始まったと言われているので約230年もの歴史があります。
そんな渋川山車祭りですが、残念なことに毎年開催されるわけではなく、2年に1回の開催となっていて、2016年は開催される年ということで、今回は地元民ならではの視点で渋川山車祭りについてのあれこれをご紹介しようと思います。
渋川山車祭り2016の日程や見どころ
渋川山車祭り2016の日程は2016年8月12日(金)13日(土)14日(日)の3日間となっています。
ただし、12日は宵祭りと言って、各町内の山車置き場で太鼓を叩いたりしているだけですので、山車が町中を曳き歩くことはありません。
したがってちゃんとした山車祭りを見たい場合は13日か14日が良いと思います。
13日は八幡坂上り(はちまんざかのぼり)と言って、伊香保に上る途中にある八幡宮周辺を曳き歩きます。
八幡宮周辺地図
14日は町中曳き廻しと言って、渋川駅からほど近く、中心部とも言える四ツ角や新町五差路周辺を曳き歩きます。
四ツ角および新町五差路周辺地図
13日と14日ではどちらが良いかと聞かれれば、やはり最終日の14日です。
14日には新町五差路に19台の山車が集合して、それぞれのお囃子を見せつけ合う光景は圧巻ですので、一番のおすすめとなる見どころです。
渋川山車祭り紹介動画
渋川山車祭りの注意点
渋川山車祭りの魅力は19台の山車とそれを引く若連たちの揉みだと思いますが、最終日の夕方から夜にかけてはとにかく頻繁に揉みが行われます。
それを見ているお祭り好きの方の中には、テンションが上がってきてついつい参加したくなってしまうこともあるようですが、飛び入り参加ができるかできないかは各町内によって違うようです。
というのは以前、飛び入り参加した観光客と思しき男性が数人の若連からもみくちゃにされながら、つまみ出されていたのを見たことがありますから、むやみやたらに揉みに参加するのは控えた方が良いです。
特に揃いの肉襦袢を着ている町内会では、飛び入りは非常に目立ちますのですぐにつまみ出される可能性が高いので注意してください。
まとめ
筆者は子供の頃、渋川市内に住んでいたので、幼児時代は親に祭り支度をさせられて、渋川山車祭りに参加していましたが、物心が付いてきた小学生時代から自らの意志で参加するようになりました。
そんな幼児期の体験からか、渋川山車祭りの時期になると心が躍ってきて、祭囃子なんかが聞こえてくるともう居ても立ってもいられなくなってしまいます。
どこの地域でもそうだと思いますがお祭りにはそういった不思議な魅力があるもんですよね。
追記(2016年7月16日)
渋川山車祭りのリーフレットが届きましたので、参考までに画像をアップしておきます。
※クリックで拡大します。
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