日本全国には、桜の名所と言われる場所がたくさんあります。
その中でも「千本桜」と呼ばれている場所は、多くの桜の木があり、満開の桜が一斉に咲き乱れるさまは、感動すら覚えるほどと言われています。
千本桜を文字通り捉えると、千本の桜となりますが、本来の意味は、桜の名所として有名な奈良県・吉野山の桜が花盛りを迎えたことを称えるための表現という説があります。
そのことから、多くの桜が咲いている様子を表す形容詞として使われる場合がほとんどで、単純に千本という数を表すものではないようです。
では、日本全国に千本桜と言われる場所はどれくらいあるのでしょうか?
そこで今回は、日本全国の千本桜と呼ばれている場所をまとめてみました。
赤城南面千本桜
赤城南面千本桜(あかぎなんめんせんぼんざくら)は、群馬県前橋市の宮城地区、赤城山の南側の斜面にあります。
約3.5kmの間に1400本のソメイヨシノが植えられています。
上田城千本桜
上田城千本桜(うえだじょうせんぼんざくら)は、長野県上田市の上田城跡公園内にあります。
公園内に7種類、約800本の桜が植えられていて、毎年4月~5月にかけて「上田城千本桜まつり」が開催されています。
山の神千本桜
山の神千本桜(やまのかみせんぼんざくら)は、山梨県中央市の山神社という神社の参道にあります。
約2.4kmの間に1000本のソメイヨシノが植えられています。
角館千本桜
角館千本桜(かくのだてせんぼんざくら)は、秋田県角館町にある武家屋敷通りの桜並木です。
樹齢200年を超えるシダレザクラが、150本以上と数は少ないですが、ここは数ではなく、見事という意味での千本桜のようです。
烏帽子山千本桜
烏帽子山千本桜(えぼしやませんぼんざくら)は、山形県南陽市にある烏帽子山公園内にあります。
公園内に25種類、約1000本の桜が植えられていて、毎年4月中旬から5月初旬にかけて「赤湯温泉桜まつり」が開催されています。
一目千本桜
一目千本桜(いちもくせんぼんざくら)は、宮城県の大河原町と柴田町を流れる白石川沿いにある桜並木が8kmにも続く桜ロードです。屋形船もあり、10時より運行されます。屋形船から見る桜はキレイでしょうね!
約8kmの間に1200本のソメイヨシノが植えられています。
夏井千本桜
夏井千本桜(なついせんぼんざくら)は、福島県小野町を流れる夏井川沿いにある桜並木です。
約5kmの間に1000本のソメイヨシノが植えられています。
寺尾ヶ原千本桜
寺尾ヶ原千本桜(てらおがはらせんぼんざくら)は、岐阜県関市にある寺尾ヶ原千本桜公園にあります。
約2kmの間に2000本のソメイヨシノが植えられています。
高田千本桜
高田千本桜(たかだせんぼんざくら)は、奈良県大和高田市を流れる高田川沿いの桜並木です。
約2.5kmの間に5種類、約1200本の桜が植えられています。
べいふぁーむ笠岡千本桜
べいふぁーむ笠岡千本桜(べいふぁーむかさおかせんぼんざくら)は、岡山県笠岡市の笠岡湾干拓地にあります。
約3kmの間に1000本のオオシマザクラが植えられています。
「千本桜」と呼ばれている桜の名所は、筆者が調べたところ、ここでご紹介した10ヶ所のようですが、千本桜と名乗ってはいないものの、千本以上の桜が植えられている名所はたくさんありました。
筆者が行ったことがあるのは、赤城南面千本桜だけですが、千本以上もの桜が満開になる様子は圧巻ですので、一生のうちに一度は見ておきたい風景だと思いますよ。
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