今の日本では、ほとんどの地域で下水道が整備されているので、水洗トイレが当たり前になっているので、一昔前のような汲み取りトイレというのは、少なくなりました。
しかし、地方によっては、まだまだ汲み取りトイレを使っているところもあります。
実際、筆者の知人に山のふもとの田舎に移住した方がいるのですが、その方の家は汲み取りトイレです。
その方いわく、水洗トイレと比べると汲み取りトイレが敵うところはひとつもないが、特に困るのがニオイだと言っています。
気温が低い季節はそれほど気にならないようですが、気温が上がってくる春から秋にかけては、ニオイとの戦いになるそうです。
その方はありとあらゆるニオイ対策を試したそうですが、最も消臭効果があると感じたものが“微生物”だそうです。
そこで今回は、転勤や移住などで、汲み取りトイレの家に住む方のために、その方法と体験談をご紹介します。
汲み取りトイレの消臭に微生物が良いワケとは?
汲み取りトイレの消臭方法には、一般的な消臭剤、芳香剤がありますが、近年注目されている消臭方法として、バクテリア消臭があります。
一般的な消臭剤は、発生したニオイを分解したり、吸着させたりするものがほとんどで、考え方としては、ニオイが発生したら消すということになります。
芳香剤の考え方は、不快なニオイを感じないように良い香りで包み隠すということになります。
これらに対して、バクテリア消臭の考え方は全く異なり、微生物によって、ニオイの発生自体と防ぐという考え方になります。
つまり、消臭剤や芳香剤はニオイの発生ありきなのに対して、バクテリア消臭はニオイ自体を出さないようにする消臭方法ということです。
不快なニオイだけでなくハエまでも軽減!
それでは、汲み取りトイレの消臭をいろいろ試した知人の体験談をご紹介します。
私が移住した地域は、ほとんどの家で汲み取りトイレを使っていますが、今まで水洗トイレが当たり前でしたので、汲み取りトイレがどういうもかは、よくわかりませんでした。
最初は前向きに捉えて「水道代が安くなる」などと思っていましたが、実際に使ってみると、確かに水道料金はかからないものの、2ヶ月に1回ほどの汲み取り料金がかかることがわかりました。
それは仕方ないとしても、一番困ったのは、暖かい季節にひどくなる不快なニオイでした。
そこで、消臭方法を試してみようと思ったのですが、思いつくのは一般的な消臭剤と芳香剤くらいしかないので、とりあえず試してみました。
その結果、消臭剤や芳香剤をした時は良いのですが、すぐにニオイが気になり始めました。
これはダメだと思い、ネットで探してみたところ「汲み取りトイレ バイオ消臭」という商品の評判が良いことがわかりましたので、ものは試しと早速、購入してみました。
この商品を使い始めてしばらく経過した時に、今までとは違い、あの不快なニオイが軽くなっていることに気づきました。
とはいえ、全くの無臭というわけではなく、湿度が高いような日や暖かい雨が降っている時などは、多少のニオイは感じますが、消臭剤や芳香剤とは明らかに違うと感じました。
さらに驚いたのは、汲み取りトイレに付き物のハエの数が激減したことです。
使う前と比べると皆無と言ってよいほど、ハエがいなくなりました。
それからは、他の消臭方法は試していないのですが、今のところ、我慢できる状態なので、これからも使い続けようと思っています。
まとめ
バクテリアを使って、ニオイの発生自体を防ぐというのは、目からウロコでした。
こういうことは、実際に体験した方の話を聞くのが最もわかりやすいものですので、この体験談を見る限り、汲み取りトイレのニオイに悩まされている方は、試してみる価値はありそうですね。
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