3月で学校を卒業するという高校生の中には、仲のいい友人たちと学生生活最後の思い出作りとして、卒業旅行を計画しているという方も多いと思います。
高校を卒業すれば、大学に行く人もいれば、社会に出る人もいるので、高校時代のような自由さが無くなりますから、卒業旅行はとても良いことだと思います。
卒業旅行で行く場所は、東京ディズニーランドやディズニーシー、ユニバーサルスタジオジャパンなどが定番で人気があります。
最近では、卒業旅行に海外へ行くという方もいるようですが、日本国内でも楽しめる観光スポットはたくさんあるわけですから、高校最後の思い出作りには、友人たちと電車に揺られながら、行ってみたいところへ自由気ままな旅をするのも良いのではないでしょうか。
そんな時に便利なのが「青春18きっぷ」というものです。
今回は青春18きっぷについての使い方や注意点を簡単にまとめてみました。
青春18きっぷとは
青春18きっぷというのは、JRが発売している日本全国のJR線なら、どこでも1日乗り放題になるフリーパスのようなお得な切符です。
料金は5日分で11850円で、1日あたりに換算すると2370円になります。
JRの駅構内にある「みどりの窓口」で購入できます。
乗れる電車は、普通列車と快速列車のみで、急行、特急、新幹線には乗れません。
発売期間と利用期間が決まっています。
ちなみに「青春18きっぷ」という名前から連想すると青春真っ最中の18歳以下しか利用できないようなイメージですが、誰でも購入することができます。
青春18きっぷの使い方
青春18きっぷは、5日分で一単位なのですが、普通の切符と違い、5枚あるわけではなく、1枚に5日分のスタンプを押してもらうようになっています。
使い方は、まず一番最初に電車に乗る駅で駅員さんに日付スタンプを押してもらいます。
それでその日1日は、日本全国のJR電車ならどこでも乗り降り自由になります。
駅の改札を出る時は、日付スタンプが押してある切符を見せるだけです。
ちなみに自動改札は通れませんので、駅員さんがいる改札を利用します。
これが5日分あるわけですから、時間さえ許せば、日本一周も可能になります。
また、複数人での利用も可能ですので、日帰りなら最大5人での旅行にも使えます。
青春18きっぷの注意点
青春18きっぷの特徴をまとめすと「1日2370円でJRの電車が乗り降り自由」で「複数人での利用も可能」と、とても格安で便利なのですが、気をつけなければいけないこともありますので、注意点を挙げておきます。
- 1日の電車賃が2370円以下の場合は損になります。
- 複数人で利用する場合は、全員が同じ駅から利用しなければいけません。
- バラ売りはありませんので、人数や日数をよく考える必要があります。
- 利用期間が限定されているので、日にちを確認しておく必要があります。
宿泊施設さえ確保できていれば、とてもお得な電車移動ができるのが「青春18きっぷ」ですので、経済的な卒業旅行をしたいと考えている高校生には最適な移動手段だと言えるのではないでしょうか。
また万が一、5日分を使い切らなかった場合でも、多少の手間はかかりますが、金券ショップやオークションで全額とまではいきませんが、ある程度は換金できますので安心だと思いますよ。
コメント