お盆が過ぎてから、夜には虫の鳴き声も聞こえるようになり、夏も終盤に近づいている気配はあります。
しかし、9月のお彼岸を過ぎるまでは、夏のなごりが続きますから、まだまだ暑い日はやってきますので、油断はできませんね。
暑い日になれば、エアコンに頼ることもあると思いますが、気になるのは電気代です。
我が家でも、電力会社からの請求書を見るのに怖気づくほど、夏はグンと電気代が跳ね上がってしまいます。
そこで、エアコンは点けたいけど、どうにかして電気代を安く済ませる方法はないのだろうかと、いろいろ調べてみました。
節電しながらエアコン使うポイントは、室内機での設定温度、風量、風向きの調整と室外機の日よけでした。
室内機の設定温度
エアコンの節電と聞いて、まず思いつくのが設定温度です。
一般的な家庭では、どれくらいの設定温度なのか、気になって調べてみたところ、26~27℃程度という場合が多いようです。
ところが、ベストな温度は「28℃」なんです。
たかが1~2℃低いだけとあなどることなかれ。
実はエアコンの温度を1℃上げるだけで、10%もの節電になるそうです。
ちなみに我が家では、基本的には28℃です。
それでも、少し暑いと感じた時だけ27℃にしたり、扇風機を回したりします。
家族がみんなリビングにいるとどうしても暑くなってしまいますので、27℃にすることが多いです。
室内機の風量
温度は誰でも気にしますが、意外と意識していないのが風量ではなでしょうか。
我が家でも電気代を安く抑えるために、常に弱でつけていたのですが、これは間違いだそうです。
風量が弱すぎると部屋を冷やすのに時間がかかってしまい、余計な電力を使うことになるそうです。
ベストな風量は「自動運転」なんです。
自動運転にしておくと、部屋が冷えるまでは強い風量で運転して、部屋が冷えたら弱い風量に自動で切り替えるので、人が判断するよりも節電になるそうです。
室内機の風向き
風向きも風量と同じく、節電に関しては関係ないように思えますが、実は関係あるんだそうです。
ベストな風向きは「上」に向けることです。
エアコンから放出される冷たい風は下に溜まりますので、上に向けて風を送ることで、部屋の冷え方の効率良くなり、結果、節電になるということです。
室外機の日よけ
室内機の設定は温度、風量、風向きですが、それだけでなく、室外機にも気を使った方がより効率的です。
室外機が炎天下にさらされていると室外機自体が熱を持ってしまい、室内の空気を放出する効率が悪くなってしまいます。
そこで、室外機のための日よけを設置するだけでも、5~10%の節電に貢献してくれます。
現在では室外機専用の日よけも売られています。
しかし、あえて専用の物を買わなくても、100均で買えるすだれや車の窓用のアルミのサンシェード、植木などで十分です。
ただし、ファンのある吹き出し口を塞がないように工夫して設置する必要があります。
その他の節電方法
基本的には、温度、風量、風向き、日よけをすれば、ある程度の節電になりますが、他にも細かいエアコン節電方法がありますので、ご紹介しておきます。
まず、エアコンの下には家具などの荷物を置かないこと、これも重要なポイントです。
エアコンの下に物があると、せっかくのエアコンから出た冷たい空気がこもってしまい、なかなか部屋全体に行き渡りにくくなってしまうことがあります。
次にエアコンを点けている時間を調整するのも、節電には効果的です。
普段、5時間使うところを1時間早く消して、4時間にするだけでも、毎日続ければ節電になるだろうというのは、わかりますよね。
次に窓からの直射日光を部屋に入れないように、レースのカーテンを常に閉めておくと部屋の暑さが違うので、エアコンを点けた時に部屋を冷やす時間が早くなり、節電効果があります。
秋だからといって、暑い日でもエアコンを点けずに我慢してしまえば、熱中症の危険もありますので、上手に節電しながら、エアコンを使うようにしたいものです。
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