お盆休みはみんなが一斉に高速道路を利用して、旅行や帰省に出掛けることから、毎年、ひどい渋滞が起こりますよね。
できれば渋滞にはまらずにスイスイと進みたいものですが、そうは問屋が卸しません。
そこでお盆休みに出掛ける予定がある方たちは、渋滞回避の方法を知りたくなると思いますので、一般的に言われている高速道路における渋滞回避の方法をまとめてみましたが、その前にしっかりと渋滞予測をチェックすることをお忘れなく。
高速道路を運営しているNEXCO(ネクスコ)の渋滞予測はかなり精度が高いと言われていますので、出掛ける前にチェックして、時間やルートを微調整しましょう。
それでは一般的に言われている渋滞回避の方法を見てみましょう。
①渋滞時は一番左の走行車線を走る
渋滞が始まり、ノロノロ運転になりますと、どうしても一番右の追い越し車線を走りたくなるのが人情ですが、実は一番左の車線を走るのが、最も早いと言われています。
②大型トラックの後を走る
大型トラックは運転席が高く、見通しが良いので進みやすい車線がわかるので、大型トラックの後について行くと比較的、渋滞から抜けやすいと言われています。
③車間距離を空ける
渋滞しているとイライラして、前に詰めてしまいますが、これが渋滞をひどくする原因のひとつと考えられていて、ブレーキを踏まずに進めるくらいの車間距離(約40メートル)を空けると良いと言われています。
④サービスエリアに入ってそのまま合流する
サービスエリアに入って、店やトイレに寄らずにそのまま道路に合流すると30~60台ほどの車が抜けると言われています。
⑤ETCレーン混雑時は一般レーンに入る
ETCレーンが混雑している時は一般レーンに入ると早い場合があると言われています。精算はETC機器からカードを抜き、それを係員に渡すとETCカード払いになります。
渋滞回避の方法として、よく言われているのが大体、こんな感じですが、これを見てどう思いますか?
筆者は仕事上、高速道路をよく使っていますし、渋滞にも何度も遭遇していますが、その経験から考えると渋滞回避の効果は未知数…というか疑問が残ります。
その疑問を挙げてみましょうか。
「①渋滞時は一番左の走行車線を走る」については、一理あると思いますが、それは追い越し車線でもそれほど変わらないと思います。
「②大型トラックの後を走る」については、トラックの運転手さんはプロで事故が一番怖いので、交通量の多い道路での無駄な車線変更はしませんよ。
「③車間距離を空ける」については、結局、割り込みをされるので、自分のイライラが増してしまうだけでなく、後続車のイライラも増幅させる危険があります。
「④サービスエリアに入ってそのまま合流する」については、論外でまるで小学生の鬼ごっこのようです。そこで何十台かの車より前に出たとしても渋滞回避にはなりません。
「⑤ETCレーン混雑時は一般レーンに入る」については、一理あると思いますが、料金所こそ大型トラックが並んでいる列に並ぶのが一番早いって知ってますか?
結論
はっきり言いますと100%の渋滞回避の方法なんて、皆無だと思います。
渋滞が苦痛なら、電車や飛行機を利用すべきですし、どうしても車を利用したいのなら、高速道路は使わず、時間を多く取って一般道をのんびり走ることをおすすめします。
最後にひとつ、注意点をば。
お盆休みに限らず、GWや年末年始などの長期連休になると普段、運転しない、いわゆる“ペーパードライバー”に近い人たちがこぞって運転しますから、渋滞しなくても良いようなところで渋滞してしまうということが、頻繁に起きています。
それは普段、運転している人たちにはスムーズに走るための「暗黙の了解」みたいなものが存在していてるのですが、連休ドライバーさんにはそれがわからないからなんです。
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