毎年のことですが、ゴールデンウィーク(以下GW)が近づくとどこかに出かけたくなるのが人情というもの。
寒くて暗い冬を乗り越えて、ようやく暖かい日差しに包まれる季節になれば、誰だって羽を伸ばしたくなるものですよね。
そこで旅行の計画を立てることになるわけですが、いざ旅館やホテルの予約をしようと、ネットでいろいろ探してみてもすでに空きは全く無い状態だったという方もいると思います。
それもそのはず、GWの旅行予約は正月気分が抜け切らない1月中旬から始まり、4月初めにはピークを迎えるそうです。
人気のある観光地でも運が良ければ、キャンセルなどでGW直前でも予約できることもあるかもしれませんが、基本的には不可能と考えた方が良いでしょう。
せっかくのGWなのに旅館やホテルの予約が取れないというだけで、どこにも出かけないというのはあまりにも寂しすぎますし、子供がいればなおさらです。
そこで、GWに旅行の予約が取れなかったけど、どこかに出かけたい!と考えている方にアイデア旅行術をご紹介します。
安上がり!道の駅で寝泊りする車中泊の旅
旅行に出かけるとなると旅館やホテルなどの宿泊施設を予約しなければいけないと思いがちですが、車に寝泊りする車中泊なら予約も要りませんし、チェックイン、チェックアウトの時間を気にしなくても良いので、自由気ままに行動できるのも魅力です。
車の駐車スペースは24時間開放のトイレと駐車場が設置条件となっていて、全国に1000箇所以上あると言われる「道の駅」を利用すれば無料です。
道の駅の中には、広大な敷地があったり、子供が遊べる遊具や施設が揃っていたり、地元の特産品などが買える観光地かした道の駅もあるので、道の駅を巡る旅というのも良いかも知れませんね。
また日帰り温泉などの入浴施設がある道の駅もありますし、道の駅内になくても近くに日帰り温泉がある場合も多いですから、入浴や食事は日帰り温泉で済ませて、寝泊りで道の駅を利用するのも良いですね。
ただし、道の駅の駐車スペース利用はあくまでも“休憩”が目的ですので、車中泊も休憩の一環として考えた方が良いです。
また、公共の施設なので、駐車スペースに荷物を広げるなど、他の人の迷惑になる行為だけはしないように注意しましょう。
車中泊の旅は車がないとできませんが、セダンタイプや軽自動車しかないという方はワゴン車のレンタカーを利用するのも良いと思います。
しかし旅館やホテルなどと同じで予約するのは、厳しいかもしれませんが…
仮にワゴン車を利用できたとして、車中泊できる人数は夫婦2人、小学生以下の子供2人くらいまでが限界だと思います。
また、車中泊では布団で寝る時と違い、疲れが取れにくいと言われていますので、連泊はせいぜい2日くらいにしておくことをおすすめします。
かかる費用も旅館やホテルに泊まるのと比べれば、半額以下に抑えることもできますので、お財布にも優しい旅になるでしょう。
24時間営業の健康ランド・スーパー銭湯で仮眠泊の旅
宿泊施設の予約が取れない時に利用できる施設としておすすめなのが、24時間営業の健康ランドやスーパー銭湯です。
道の駅や日帰り温泉と比べると施設数は少ないのですが、都市部や流通の大動脈となる国道近くにあることも多いです。
24時間営業の健康ランド、スーパー銭湯では、温泉にも入り放題ですし、食事にも困ることはありません。
さらにGWには観劇やゲーム大会などのイベントを行うこともあり、大人も子供も意外と楽しめます。
また、すべての施設とはいきませんが“仮眠室”と言われる仮眠ができるように簡易ベッドが用意されている部屋がある施設もありますので、その仮眠室を利用すれば寝泊りには困りません。
ただし、GW中は予約なしで入館できるため、館内はとても混雑していることもしばしばありますので、仮眠室には寝られないということも有り得ます。
そんな時は廊下などの空きスペースで仮眠しなくてはいけなくなる場合もありますが、車中泊はできないという時に知っていると便利ですし、後になればそんなハプニングも思い出になりますよ。
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