寒い冬に欠かせないのが暖房器具ですが、部屋全体を暖める暖房器具には、エアコン、石油ファンヒーター、石油ストーブ、ガスファンヒーター、ガスストーブなどがあります。
この中で最も手軽に入手できて、暖房効果も高いのが石油ファンヒーターです。
石油ファンヒーターの良いところは、スイッチを押すだけで、すぐに暖かい空気が部屋全体に行き渡ってくれることです。
我が家でも、昔から石油ファンヒーターを使っているのですが、冬の寒い朝でもすぐに暖かくなるので、本当にありがたいと思っています。
でも、暖かくすればするほど増えていくのが灯油代ですよね。
以前と比べると灯油も高くなっていますから、暖かさと引き換えにお金が出て行くことになるわけです。
そこで気になるのが、石油ファンヒーターの燃費です。
筆者も毎年、冬になると灯油にいくらかかっているのか?燃費が悪いんじゃないか?と気になっていましたので、燃費の計算方法を調べてみました。
その結果、石油ファンヒーターの燃費がどれくらいなのかの目安がわかる計算方法がわかりましたので、ご紹介しておきます。
ちなみに石油ファンヒーターは、灯油を燃やして暖めた空気を電気で動かすファンで送り出すものですのです、厳密な燃費というのは、灯油の消費量と電気の消費量になりますが、ここでは灯油の燃費だけを取り上げています。
石油ファンヒーターの燃料消費量
石油ファンヒーターの燃費の計算方法といっても、難しいことはありませんでした。
まず、ファンヒーターの取扱説明書や本体に記載されている「仕様」を見ます。
そこで確認するのは「燃料消費量」です。
【例】
例の仕様の燃料消費量の欄を見ますと「最大:0.350L/h」「最小:0.072L/h」とありますが、これが1時間あたりの灯油の消費量になります。
最大では「1時間あたりに0.350リットルの灯油を消費する」ということで、最小では「1時間あたりに0.072リットルの灯油を消費する」という解釈になります。
1ヶ月にかかる灯油代の目安
1時間あたりの燃料消費量がわかれば、1ヶ月にどれくらいの灯油代がかかるのか?が計算できます。
ただ、灯油代は変化するものですし、地域によっても変わってくるものですので、あくまで“目安”ということを覚えておいてください。
ここではわかりやすく「最大:0.350L/h」「最小:0.072L/h」「灯油1リットル100円」「1日6時間使用」として計算してみましょう。
最大では0.35リットル×6時間×30日=63リットルですから、6300円になります。
最小では0.072リットル×6時間×30日=12.96リットルですから、1296円になります。
最大・最小の平均で計算してみますと、3798円になります。
ただし、最大と最小というのは、気温や部屋の広さなどによって自動で変わってくるものですから、あくまでも目安として考えてください。
考え方のひとつとしては、使用時間や灯油代などの条件を変えても、最大の燃料消費量で計算しておけば、それ以上にはならないということになりますよね。
家計を圧迫する冬の暖房費の節約には、まず暖房にいくらかかっているのかを知ることが大切ですので、あなたの家のファンヒーターの燃費も計算してみてください。
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