冬の乾燥対策といえば加湿器ですが、加湿器とひとことで言っても種類があります。
おおまかに分けると4種類あるのですが、何が違うのかというと加湿する方法が違います。
違うのは加湿方法だけで、基本的にはどの種類の加湿器も電気を使って加湿していることに変わりはありません。
そうでなくても冬というのは、暖房などで電気代が跳ね上がることも多いですから、電気代はなるべく節約したいものですよね。
とはいえ、暖房にしても、加湿器にしても、冬の必需品ですから使わないわけにはいきません。
我が家でも、こたつ、石油ファンヒーターと共に加湿器は必需品となっていますので、毎年使っていますが、今まで電気代を意識したことがありませんでした。
そこで今回は、加湿器を買い換える時のために、加湿器の種類とかかる電気代の目安をまとめてみましたので、参考にしてみてください。
スチーム式
スチーム式というのは、水を沸騰させて水蒸気にするもので、イメージとしては、鍋ややかんでお湯を沸かした時に出る湯気と同じですね。
スチーム式は加湿能力が高いのですが、お湯を沸かすわけですから電気代は高くなります。
一般的なスチーム式の消費電力は200~500W程度ですので、1時間あたりにかかる電気代の目安は5~10円前後といったところです。
それを元に電気代を計算してみますと1日6時間稼動で約30~60円、1ヶ月換算で約900~1800円になります。
気化式
気化式というのは、フィルターに水を含ませて、ファンを回して空気中に水分を拡散させるもので、イメージとしては、洗濯物を部屋の中に干して扇風機を回しているといった感じです。
気化式は、お湯を沸かしませんから、加湿能力は低くなりますが、その分電気代は安くなります。
一般的な気化式の消費電力は20~50W程度とスチーム式の10分の1になりますので、1時間あたりにかかる電気代の目安は0.5~1円前後といったところです。
それを元に電気代を計算してみますと1日6時間稼動で約3~6円、1ヶ月換算で約90~180円と格安になります。
超音波式
超音波式というのは、水を超音波で振動させて細かい霧状にして、ファンで空気中に放出するもので、イメージとしてはスプレーから出る霧状の水という感じでしょうか。
デザインがおしゃれなで、サイズもコンパクトなものが多いのです。
超音波式は、気化式と同じく、お湯を沸かしませんから、加湿能力は低くなりますが、その分電気代は安くなります。
消費電力は気化式と同等くらいですので、電気代も気化式と同じくらいが目安と考えれば良いと思います。
ハイブリッド式
ハイブリッド式というのは、スチーム式の加湿能力と気化式の省エネを併せ持った加湿器です。
多機能な分、サイズは大きめになりますし、他の加湿器よりも購入時の価格は高くなりますが、乾燥と湿度の状態によって加湿方式を使い分けるので、スチーム式よりも電気代は安くなります。
電気代や節約したいけど、加湿もしっかりしてもらいたいと考えている方には、ハイブリッド式が最適なのかもしれません。
単純に電気代が安い加湿器を選ぶなら、気化式か超音波式となりますが、ちゃんと加湿してくれないと意味がありませんので、購入前には購入者の口コミをチェックしてからの方が良いかもしれませんね。
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