家に庭がある人が夏で困ることのひとつに“雑草”がありますよね。
ちょっと放っておいたらいつの間にか雑草が生い茂り、気付いた時には庭がジャングルと化している…なんてこともあると思います。
庭が雑草だらけだと見た目が悪いだけでなく、虫の発生も多くなります。
そうにならないように、頻繁に草刈りをすれば良いのでしょうが、草刈りや草むしりというのはかなりの重労働なので、体力のある人でも気合いを入れないとできません。
ましてや年配の方にとっては、気持ちはあっても体力が無いということもありますし、暑い時期の草むしりは熱中症の危険も伴いますよね。
そんな時、役に立つのが除草剤なんですが、市販の除草剤は人体やペットにとって危険な薬剤が含まれている場合もあり、使うのに二の足を踏んでしまうという人も多いようです。
そこで、薬品などの化学物質を使わない人体に安全な除草剤には、どのようなものがあるのか調べてみました。
塩水を撒く
海水と同じくらいか少し濃いくらいの塩水を作って、除草剤の代わりに撒くと雑草はよく枯れます。
塩自体は人体に安全なのは、言うまでもありませんし、塩はどの家庭にもあるものですから、あえて用意しなくても良いというところも便利です。
海水の塩分濃度は約3~4%と言われていますので、塩水の作り方は1リットルの水に対して、30グラムの塩を入れて、よくかきまぜれば出来上がりです。
塩分濃度は濃ければ濃いほど、草は枯れますから、しぶとい雑草には5%くらいにしても良いでしょう。
注意点としては、塩水は雑草だけを枯らすだけでなく、植物全体を枯らすチカラがありますから、お花を植えていたり、家庭菜園をやっている場合には塩水がかからないようにしてください。
また、塩は地中で分解されませんし、周囲に広がると塩害になってしまう場合もあります。
塩1キロの価格は100~200円前後です。
重曹を撒く
和菓子のふくらし粉やスポンジケーキのベーキングパウダーとして知られている重曹を水に溶かして撒くか、ペットがいない場合は水を撒いたあと、粉をそのまま撒いても雑草は枯れます。
葉っぱを傷つけるように高圧ホースを使って撒くと効果的のようですが、そのために高圧ホースをわざわざ買うのはちょっと…という方は草刈りをした後に撒くと良いようです。
重曹は食品にも使われるものなので、人体に安全ですし、土を壊すことも無いようです。
除草剤代わりとしての重曹水は8%の濃度と言われていますので、重曹の比重を考えると水1リットルに対し、150グラム程度は必要になります。
重曹1キロの価格は400~500円前後です。
酢水を撒く
水に酢を入れて撒くと良いと言われていますが、塩や重曹と比べると若干、効果は低くなる場合もあるようです。
濃度を濃くすれば、しっかり枯れるかもしれませんが、庭に酸っぱいニオイが充満してしまうこともあるかもしれません。
酢は食品ですので、人体に安全ですし、土にも残らず雑草が生えにくい土質に改良してくれるようです。
酢水に塩を入れると良いという説もあります。
酢1リットルの価格は400~500円前後です。
塩・重曹・酢どれがいい?
塩、重曹、酢の3つはどれも人体に安全な除草剤として使えますが、それぞれ良いところ、悪いところがありますから、どれが一番良いのか?迷ってしまいますよね。
そんなときは何を優先するか?を考えましょう。
コスパを優先するなら塩、土を守るなら重曹、雑草が生えにくい土にしたいなら酢といった感じで選んでみてはいかがでしょうか。
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