この記事を読むとアプリを使わずにスマホをおサイフケータイ風にする方法がわかります。
日本政府が推進していることからもわかりますが、これからはキャッシュレス化は拍車がかかってくることでしょう。
キャッシュレスと一言で言っても、クレジットカード、デビットカード、決済ツールなどさまざまなものがありますが、普段持ち歩くものでお財布の代わりになるのがスマホです。
スマホをお財布代わりにするというのは、おサイフケータイからなのでもう10年以上前からありますが、数年前から徐々に出始めて、2018年末に100億円あげちゃうキャンペーンを行ったPayPayで話題になり、2019年には本格化することが予想されるのが、〇〇ペイなどのスマホ決済です。
〇〇ペイなどのスマホ決済は、アプリをインストールして、クレジットカードと紐づけることで支払いが行わるシステムです。
そのため現金を持ち歩かなくてもスマホさえあれば、ほとんどお店で支払いができるようになります。
このスマホ決済はとても便利なシステムなのですが、デメリットもあります。
スマホ決済のデメリット
〇〇ペイなどのスマホ決済を実際に使ってみると便利なだけでなく、デメリットもあることがわかります。
筆者がPayPayを使ってみて、デメリットだと感じたことを挙げてみます。
支払いのたびにわざわざアプリを起動しなくてはいけない
お財布からお金を出す手間となんら変わりません。
スマホで店舗のQRコードを読み取る場合もあれば、店側にスマホのバーコードを読み取ってもらう場合もあるなど、アクションが店舗によって違う
その都度、アクションを確認するならお財布からお金を出した方がいいです。
ポイント残高が不足していると全額がクレジットカード払いになってしまう
例えば、残高が5000ポイントあったとして、5200円の買い物をした場合、不足している200円をクレジットカードで補うのではなく、5000ポイントはそのままで5200円分全額がクレジットカードで購入することになってしまいます。
筆者が感じたデメリットはこの3つですが、調べてみるとアプリが勝手に起動してしまうなどの不具合もあることがわかりました。
ここまでは個人によって感じ方が違う事柄ですので、賛否両論があるのは当然ですが、実質的な被害にあってしまう事例もあります。
2019年7月1日に稼働し始めたセブンイレブンのスマホ決済『7Pay(セブンペイ)』は、乗っ取りで不正利用され、数千万円の被害額が発生したことで4日で利用停止になってしまいました。
このセキュリティ問題はスマホ決済の最大のデメリットと言えるのではないでしょうか。
筆者はこれらのことを考えるとアプリを使ったスマホ決済をすぐに導入しようという気にはなりません。
しかし、スマホがあれば買い物ができるという便利さだけは魅力がありますので、アプリ不要でスマホをおサイフケータイ風にするにはどうしたらよいかを調べたところ、とても簡単な方法を見つけ、実践していますのでその方法をご紹介します。
アプリ不要でおサイフケータイ化するのに必要なもの
アプリ不要でスマホをおサイフケータイ化するのに必要なものは…
電子マネーカード(非接触型ICカード)
電子マネーカード(非接触型ICカード)とは、端末にカードを挿入させて使うクレジットカードと違い、端末にかざすだけで支払いができる電子マネーのことです。
電子マネーカードには、先にお金をチャージして使うプリペイド型とクレジットカードと連携させて使う後払い型があります。
プリペイド型には、楽天Edy(エディ)、nanaco(ナナコ)の他、交通系と呼ばれるSuica(スイカ)、PASMO(パスモ)などがあります。
後払い型には、QUICPay(クイックペイ)、iD(アイディ)などがあります。
ハードケース
スマホケースには、ハードケース、ソフトケース、手帳型などがありますが、最も安くて取り付けも簡単なプラスチックのハードケースを使います。
背面カード収納
粘着シールでハードケースに貼り付けるタイプのカード収納ポケットを使います。
ケース+背面カード収納=おサイフケータイ
まず電子マネーカードを用意します。
筆者はENEOSカードと連携しているクイックペイカードを使っています。
ハードケースは透明プレスチック製で1個150円ほどのもので、貼り付けタイプの背面カード収納ポケットは『COCASES 背面ステッカーポケット』を使っています。
カード収納時
ディスプレイ側
COCASES背面ステッカーポケットを選んだ理由は、伸縮性があるライラク素材を使っていることから、カードをしっかりホルダーしてくれるのでは?と考えたからです。
実際、クイックペイカードと運転免許証を入れて、半年以上使っていますが、逆さにしてもカードが落ちることはありません。
ただ、画像を見ていただければわかりますが、色が白なので汚れが目立ちます。
白と黒の2枚組で699円と安かったので、そろそろ黒に張り替えようと思っています。
この方法で普段の生活を送っていますが、コンビニでの支払い時はレジで「クイックペイで」と言ってカードリーダー端末にかざすだけですし、セルフのガソリンスタンドでも支払い方法で『電子マネー』⇒『QUICPay(クイックペイ)』を選択し、カードリーダー端末にスマホをかざすだけで支払い完了です。
もうひとつの背面カード収納ポケット
実は背面カード収納ポケットを購入するにあたり、伸縮性があって、いろいろなものが収納できるCOCASES背面ステッカーポケットとカードが見えないようなハードケースではどちらが良いのか迷っていました。
それなら両方使ってみてから判断しようと思い、同時に貼り付けタイプのカード入れケース『Sinjimoru Card Zip』を買いました。
これだとカードが見えない分、安心感もありますし見た目もいいのですが、スマホに厚みが出てしまいますし、端末にかざすだけでは読み取れないので、その都度、ケースからカードを取り出さなくてはいけないことがわかりました。
Sinjimoru Card Zipはおサイフケータイとしてではなく、カードと現金を数枚入れておくスマホ財布としての使い道ができますね。
まとめ
アプリを使ったスマホ決済の使い勝手やセキュリティ問題もいずれは解決するかもしれませんが、スマホを格安SIMで運用していて1~2年で中古スマホに機種変更する筆者としては、ハードケース+背面カード収納ポケット=おサイフケータイ化が手軽でいいと思っています。
電子マネーカードがあれば、ハードケースと背面カード収納ポケットを買っても1000円でおつりがくるほどコスパですので、アプリを使わずにスマホをおサイフケータイとして使いたい方はぜひお試しください。
コメント