冬から春にかけて季節が移り変わる時期に流行するのがインフルエンザです。
インフルエンザは普通の風邪と違い、感染力が強力で重症化すると死に至ることもある恐ろしい病気です。
インフルエンザにかからないためには予防接種をしておくことが有効ですが、それでも完全に予防できるわけではないようです。
実は筆者も今年は12年ぶりにインフルエンザにかかってしまい、非常にツラい思いをしました。
インフルエンザの症状の特徴としては、高熱に加え、関節痛、筋肉痛などの全身症状を引き起こしますが、筆者が最もツラかったのが関節痛でした。
熱が37℃以上になると膝や肘などの関節が痛み始め、体温が上がるにつれ、痛みが増してくるので、その痛みのために眠れないという悪循環の日々を送っていました。
そこで関節痛のつらい痛みを和らげる方法にはどんなものがあるのかを調べてみたところ、以下の2つの方法があることがわかりました。
関節を冷やす
関節痛は痛みが出ている関節を冷やすのが有効と言われています。
関節を冷やす方法で最も良いのは、保冷剤をタオルに巻いて痛みのある部分に押し当てることです。
そうすると患部が徐々に冷えてきて関節の痛みも和らいできます。
関節を冷やす時に注意することは、急激に冷やし過ぎないようにすることです。
関節を冷却し過ぎると体全体が冷えてしまい、病気が治りにくくなります。
よって、関節を冷やす時には暖かい布団で寝ている状態で、痛みのある関節だけを保冷剤などで冷却するようにします。
痛みが和らいできたら冷やし過ぎは禁物ですので、冷却を中止して安静にしておきましょう。
風邪をひいた時も関節痛になることがありますが、インフルエンザの関節痛は風邪の時よりも痛みは強烈です。
解熱鎮痛剤
患部を冷却しても痛みが治まらない場合には、解熱鎮痛剤を服用するという方法があります。
しかし、インフルエンザを患った時には解熱鎮痛剤の服用はあまり好ましくないので、解熱鎮痛剤の服用は痛みを和らげる最後の手段にします。
インフルエンザの関節痛の痛みを和らげるために、解熱鎮痛剤の服用が好ましくない理由は、フェニル酢酸系の非ステロイド性抗炎症薬の中には、インフルエンザ脳炎を発症するリスクがあるためです。
よって、患部を冷却しても痛みが治まらない時には、医療機関を受診して医師の指示に従うことが望ましいです。
筆者は抗インフルエンザ薬のタミフルの他に熱が高い時、痛みが強い時のとんぷく薬としてカロナールが処方されましたので、痛みがひどい時にはそれを服用しました。
患部を冷却する方法や解熱鎮痛剤の服用は、インフルエンザによる関節痛を完全に治す方法ではなく、一時的に痛みを和らげる対症療法になります。
インフルエンザが治ると関節痛も自然に治りますので、完治を目指すことが何よりも大事です。
インフルエンザを完治させるためには、睡眠をしっかり取って安静にするのが一番です。
安静にしていると3日から5日で治りますので、学校や会社を休んで自宅でしっかりと安静にするようにしましょう。
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