地球温暖化が進んでいる影響か否かは定かではありませんが、近年の夏の暑さは異常ではないでしょうか。
筆者の子供の頃にはこんな異常な暑さではなかったような気がします。
さらに以前と比べてエアコンの使用が当たり前になったことから、私たちの身体が暑さに耐えられる身体ではなくなってしまったのかもしれません。
その証拠に毎年、梅雨の時期から夏、初秋にかけてはニュースや情報番組、天気予報などでも毎日のように熱中症に注意するように呼び掛けています。
熱中症を予防するには、水分を摂ることと共に汗と共に排出されてしまう塩分も取るように言われますよね。
しかし、いくら熱中症予防だからと言って、塩分を取りすぎてしまうとかえって身体に悪い影響を与えてしまう可能性もあるのです。
塩分を取りすぎることで起きてしまう身体症状は、喉の渇き、むくみ、血圧の上昇などがあります。
これらの症状は塩分を摂り過ぎた時に現れる軽度な症状と言われていますが、これが進んでしまい重度化してしまうと高血圧症や不整脈といった命に関わる病気や生活習慣病になってしまう恐れもあります。
それらの病気にならないためには、普段の食生活での塩分を控えるのが基本になりますが、塩分制限をし過ぎることで熱中症になってしまう可能性も出てきてしまいます。
そこで今回は、熱中症予防のためとはいえ、塩分を取りすぎてしまった時の対処法を考えてみましょう。
塩分を取りすぎた時の対処法の考え方は、体内に入った塩分を排出することですよね。
では、塩分を排出するにはどうすればよいかと言いますとズバリ『カリウムと水分を一緒に摂る』ことです。
まずカリウムには、塩分(ナトリウム)に働きかけてくれて、取りすぎた塩分を体外に排出してくれる作用があります。
カリウムの作用を十分に発揮させるために、一緒に水分を摂ることで効率的に塩分を体外に排出されることができるわけです。
そこでカリウムを多く含む食品などを摂ることが必要になります。
カリウムを多く含む食品には、バナナ、柿、梨、メロンなどのフルーツやほうれん草、枝豆、トマトなどの野菜類、その他にも肉類、魚類など多種多様な食品があります。
これらの食品を普段から摂ることで塩分の取りすぎを防ぐことができますが、困るのは外出時の塩分を取りすぎた時の対処法です。
バナナなどはどこのスーパーにも必ず置いてありますから、用意しておくのがおすすめですが、スーパーが近くに無い時もありますよね。
そんな時はコンビニで売っている商品で対応することができます。
その商品とはトマトジュースなんです。
トマトジュースにはカリウムが豊富に含まれているだけでなく、リコピンなどの栄養素も豊富で血圧を下げる働きも確認されています。
塩分を取りすぎた時はトマトジュースを飲むことで、塩分を体外に排出してくれることになります。
ただし、トマトジュースを選ぶ時は必ず無塩タイプのものを選ぶことが重要です。
まとめますと、塩分を取りすぎた時はコンビニで水と無塩トマトジュースを買って対処すればよいのです。
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