日本国民なら誰しも持っている本籍地ですが、住所と違って普段の生活では使うことも少ないですから、あまり意識することはありませんよね。
本籍地のことを考える時というのは、結婚や引越しなど人生の転機などに限られていると言ってもいいかもしれません。
一般的な本籍地というのは、自分が生まれ育った市町村だと思いますし、多くの方は自分の住んでいる場所を本籍地にするのが当然だと思っていますが、実は自分の好きな場所にいつでも変更できるってご存知でしたか?
そもそも本籍地というのは、戸籍を管理する場所のことで、日本国内の住所がある場所ならどこでも本籍地にでき、本籍地を変えることを「転籍」と言います。
自分が今住んでいる場所とかは全く関係ありません。
実は筆者が本籍地を自由に変更できることを知ったのはつい最近のことで、そのきっかけは運転免許の更新があったからなんです。
昨年、引越しをしたことで免許の更新の際、新たな住所を登録するために住民票を取ったところ、住所は現住所になっていましたが、本籍は旧住所のままでした。
旧住所には筆者とは全く関係のない新しい住人がいるので、そのまま旧住所を本籍地にしておいて良いのだろうか?という疑問が沸いてきました。
また本籍地を変更する場合、どこに変更したら良いのか?まったくわからなかったので調べてみた結果、住所のあるところならどこでも変更ができるということがわかりました。
と言っても、どんなところを本籍地にして良いのか想像もつきませんでしたので、登録できる本籍地を調べてみたところ、筆者の想像を絶する場所に人気が集まっていることがわかりましたのでご紹介しておきますね。
人気の高い本籍地
①皇居(東京都千代田区千代田1-1-1)
皇居は我々には住める可能性は皆無ですが、本籍地として最も人気があると言われています。
②国会議事堂(東京都千代田区永田町1-7-1)
国会議事堂も住める場所ではありませんが、日本の中枢ということで人気があるようです。
③首相官邸(東京都千代田区永田町2-3-1)
首相官邸も総理大臣にならなければ住めませんが、本籍地としては人気があります。
④東京タワー(東京都港区芝公園4-2-8)
言わずと知れた東京のシンボルで、本籍地としても人気があります。
⑤東京スカイツリー(東京都墨田区押上1-1-2)
日本一高い建造物ということで新たな東京のシンボルとなり、本籍地として人気急上昇中ということです。
⑥大阪城(大阪府大阪市中央区大阪城1-1)
大阪城を本籍地にしている人は800人以上いるという説があります。
⑦甲子園球場(西宮市甲子園町1番もしくは西宮市甲子園町8番1)
関西の熱狂的な野球ファンには特に人気があります。
⑧東京ディズニーランド(千葉県浦安市舞浜1-1)
新婚さんなど若い人の思い出の場所として本籍地にする方が多いようです。
などなど、有名な場所や好きな場所、思い出の場所などが本籍地として人気があるようです。
他にも無人島の沖ノ鳥島(東京都小笠原村沖ノ鳥島1番地)や竹島(島根県隠岐郡隠岐の島町竹島)などを本籍地にしてる方もいるようです。
ちなみに富士山山頂も人気があるという噂がありますが、調べたところ厳密な意味での山頂は住所が無いと言われていて本籍地にはできないという説と富士山郵便局や浅間大社の住所なら本籍地にできるという説があります。
本籍地変更のメリット・デメリット
このように本籍地は自由に設定できるのですが、住所から離れたところに本籍地変更した場合のメリット、デメリットを把握しておきましょう!と言いたいところですが、特に目立ったメリット、デメリットは無いというのが現状のようです。
それでもあえてメリット、デメリットを挙げるとすると…
メリット
- 過去の離婚歴がわからなくなる
- 自分で決めた本籍地なので忘れない
デメリット
- 戸籍謄本を取るのが面倒
- 家族単位でしか転籍できない
などが考えられます。
まとめ
本籍地変更は自分の好きな場所に変更できることがわかりましたが、同じ場所に一生住み続けるという場合はあえて本籍地変更をする必要は無いと思います。
しかし、引越しが多かったり、先祖代々の土地が無いという場合は自分の好きな場所や思い出の場所を本籍地にするのも良いのではないでしょうか。
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