けんちん汁と豚汁の違いって何?心も体も温まる日本伝統の具だくさん汁の雑学!

木枯らし1号が吹く季節になると、無性に食べたくなるもののひとつに具だくさんの汁ものがあります。

我が家でも、寒い季節になると、ひんぱんに具だくさん汁が食卓に並びますが、これがうれしくて仕方ありません。

だって、美味しくてご飯のおかずになるだけでなく、いろんな野菜をたくさん食べられる料理なんて、そうそうありませんからね。

具だくさん汁と言えば、けんちん汁か豚汁を思い浮かべますが、この2つの違いってなんだろう?と思ったことはありませんか?

見た目は、ほぼ同じですし、具材も大根、にんじん、ゴボウ、こんにゃく、豆腐、サトイモもしくはジャガイモなどが入っていますよね。

思いつく唯一の違いと言えば、豚肉が入っているか、いないかだけのように思うのですが…

実は無類の具だくさん汁好きの筆者も、けんちん汁と豚汁の違いはハッキリわかっていなかったので、これを機会に調べてみました。

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けんちん汁とは

けんちん汁というのは、鎌倉にある建長寺で修行僧に出された精進料理のひとつで、建長寺汁が変化して、けんちん汁になったと言われています。

けんちん汁の由来は諸説あるようですが、この説が有力視されているようです。

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けんちん汁の作り方は、大根、にんじん、ゴボウ、こんにゃく、豆腐、サトイモを胡麻油で炒めてから、ダシ汁で煮込んで、しょうゆで味を調えるというのが基本です。

地域によっては、しょうゆではなく、味噌を使うこともあります。

元々が精進料理なので、動物性のものは一切、使わないということで、具材はもちろん、ダシ汁も昆布とシイタケで取ります。

豚汁とは

豚汁というのは、いのしし肉を使った牡丹鍋から派生した汁という説と味噌汁に豚肉を入れたことが定着したという説がありますが、どちらが有力かは定かではありません。

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豚汁の作り方は、豚肉を炒めたら、大根、にんじん、ゴボウ、こんにゃく、豆腐、ジャガイモなどを投入したら、ダシ汁を入れて煮込み、味噌で味付けをするというのが基本です。

サトイモではなく、ジャガイモを入れるという場合が多いようですが、サツマイモを使う地域もあるようです。

他にも、キャベツを入れたりして、その家なりのオリジナル豚汁があるという場合も多いようです。

ちなみに「とんじる」と呼ぶのか「ぶたじる」と呼ぶのか、迷うこともありますが、これは地域によって違うようで、日本全国で見るとほぼ半々に分かれるそうですよ。

けんちん汁と豚汁の違い

けんちん汁と豚汁の違いを簡単にまとめておきます。

  • 動物性の食材を使わず、野菜類を胡麻油で炒めて、しょうゆで味付けしたのが「けんちん汁」
  • 豚肉を炒めてから野菜類と一緒に煮て、味噌で味付けしたのが「豚汁」

ということになりますが、現在では、けんちん汁でも、豚肉を入れたり、カツオや煮干しのダシ汁を使うことも珍しくありませんし、豚汁の具材を胡麻油で炒めてから煮込みことも珍しくありません。

つまり、はっきりした線引きは必要ないということだと思います。

ただ、個人的にはサトイモが入るとけんちん汁、ジャガイモが入ると豚汁というイメージが強いです。

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最後に具だくさん汁の美味しさを増すために、我が家での裏ワザをお教えします。

我が家では、けんちん汁でも、豚汁でも、欠かせない食材が「油揚げ」です。

あくまでも主観ですが、油揚げがあるのと無いのとでは、コクが違うような気がします。

どちらかというと、あっさり系よりもこってり系が好きな我が家では、具だくさん汁に油揚げは必須なのです。

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